「この映画は、もはや映像付きの音楽アルバムだ」
もしあなたが、理屈抜きでアドレナリンが出る体験を求めているなら、今すぐこの作品を再生すべきだ。銃声、エンジン音、ワイパーの動きまでもがビートになる。
今回は、エドガー・ライト監督が仕掛ける、映画史に残るカーアクション・ミュージカル『ベイビー・ドライバー』を紹介する。小難しい考察は一切不要。頭を空っぽにして、最高のリズムに身を委ねてほしい。
この作品を3行で
- 快感:銃声もエンジン音も全てが音楽とシンクロ
- 名車:赤いスバル・インプレッサの伝説的ドリフト
- 王道:天才ドライバーが愛のために走る直球物語
🎬 予告編
予告編の時点でこのキレ味。本編は、このテンションが113分間ノンストップで続く。
作品情報
- 作品名:ベイビー・ドライバー(原題:Baby Driver)
- 公開年:2017年
- 監督:エドガー・ライト
- 出演:アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー
- 上映時間:113分
📖 あらすじ(ネタバレなし)
天才的なドライビングテクニックを持つ青年、通称「ベイビー」。彼は幼少期の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされており、それを消すために常にiPodで音楽を聴いている。
犯罪組織の「逃がし屋」として働かされていた彼は、運命の女性デボラと出会い、裏社会からの足洗いを決意する。しかし、組織のボスはそう簡単に彼を手放そうとはしなかった。愛と自由を手にするため、ベイビーはラストランへとアクセルを踏み込む。
✨ 「ベイビー・ドライバー」が面白い3つの理由
ここがすごい!
- 「融合」を超えた「シンクロ」:映像と音が完全に一体化している
- 実写の迫力:CGに頼らないヒリヒリするようなカーチェイス
- アンサンブル:アンセル・エルゴートの初々しさとケヴィン・スペイシーの重厚感
魅力①:音楽と映像の「狂気的なシンクロ」
この作品の最大の魅力は、単に「いい曲が流れている」ことではない。「楽曲の歌詞やリズムに合わせて、画面内のすべてのアクションが演出されている」という点だ。
銃撃戦の銃声、リロードの音、ワイパーの動き、歩く足音。これらすべてがBGMのビートと完全に一致している。監督の「音楽愛」が狂気的なレベルで結実しており、楽器を演奏する人や音楽好きなら、その編集のタイミングの気持ちよさに鳥肌が立つはずだ。
魅力②:70〜80年代の名曲プレイリスト
劇中歌は、70年代〜80年代のロック、ソウル、ジャズが中心。最近のヒットチャートやEDMではないからこそ、時代を超えた「本物のカッコよさ」がある。
劇中を彩る名曲たち(一部)
- The Jon Spencer Blues Explosion / Bellbottoms:冒頭6分の伝説的カーチェイスシーンで使用。
- Queen / Brighton Rock:クライマックスの変則的なリズムが緊張感を加速させる。
- The Damned / Neat Neat Neat:疾走感あふれるパンクナンバー。
- T.Rex / Debora:ヒロインの名前とリンクする重要な楽曲。
特に40代〜50代の音楽ファンにはたまらない選曲だが、「昔の洋楽」を知らない世代でも無条件にアガれるセンスが光っている。
魅力③:車好き必見!CGなしの「本気」カーアクション
本作のカーアクションは、CGを極力使わない「実写スタント」にこだわっている。その主役となるのが、真っ赤なスバル・インプレッサ WRXだ。
登場する名車たち
- SUBARU インプレッサ WRX (2代目・GD系):冒頭で大活躍する真っ赤なセダン。「地味な実用車に見えて実はモンスター」という設定が熱い。あの180度ターンからのドリフトは語り草。
- シボレー・アバランチ:重量感のあるピックアップトラック。
- 三菱・ギャラン:渋いチョイスが光る日本車。
📺 「ベイビー・ドライバー」はどこで見れる?
視聴はこちらから
- U-NEXT(31日間無料):見放題配信中。音楽映画のラインナップも豊富。
- Amazon Prime Video:レンタル視聴 / 見放題対象(時期による)
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📊 配信サービス比較
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|---|---|---|
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🎭 印象的なシーン
「Bellbottoms!」
(ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの絶叫と共に始まる強盗シーン)
映画開始直後、赤いインプレッサの中で音楽に合わせてリズムを取るベイビー。そして強盗団が戻ってきた瞬間の急発進。この「冒頭6分間」だけで、この映画の虜になること間違いなしだ。映画史に残るオープニングと言っても過言ではない。
💭 視聴後の感情
見終わった後、間違いなくあなたは「自分の車の運転中に音楽をかけたくなる」だろう。いつもの通勤路が、映画のワンシーンのように感じられるはずだ。(もちろん、安全運転で!)
こんな方におすすめ!
- 音楽(特に70〜80年代ロック・ソウル)が好きな人
- 車が好き、特にマニュアル車の運転操作に萌える人
- 『ラ・ラ・ランド』のような音楽映画が好きな人
- 小難しいことは考えず、スカッとしたい人
こんな方には向かないかも…
- 重厚な人間ドラマや、社会派のメッセージ性を求める人
- EDMなど現代的なヒットチャート以外は受け付けない人
🎵 サウンドトラック情報
サウンドトラック購入先
- Spotify:配信あり
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🎬 「ベイビー・ドライバー」が好きなら絶対見るべき3選
1️⃣ ドライヴ(2011年)
「無口な天才ドライバー」「裏社会」「愛する人を守る」という設定が共通。こちらはよりバイオレンスで静謐な空気が漂うが、車と音楽の美学は通じるものがある。
2️⃣ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
「70〜80年代の名曲」が物語の鍵を握るという意味で、最も近い魂を持つ作品。音楽の使い方が最高にクール。
3️⃣ ラ・ラ・ランド
ジャンルは違うが、映像と音楽のシンクロが生む高揚感は同じ。どちらも「音楽映画」の傑作。
📝 まとめ
『ベイビー・ドライバー』は、単なるカーアクション映画ではない。映像、音楽、アクションが三位一体となった、極上のエンターテインメント体験だ。
ストーリーはシンプルだが、だからこそ音楽と映像の凄まじさが際立つ。「今日は頭を使わず、とにかくスカッとしたい!」という夜に、これ以上の選択肢はないだろう。
うさぎ亭的おすすめ度
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
7.0 / 10
誰にでもおすすめできる良質なポップコーンムービー。
ただし、ドラマ性を求める人には少し軽いかも?