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モモとオカルンの2人を、宇宙人3・妖怪2・人間と人体模型5が囲む。これが第1期で出会う12人だ。幽霊を信じる側と宇宙人を信じる側の言い合いから話が始まり、モモの祖母で霊媒師の星子が2人に特訓を課す。ターボババアもセルポ星人も見た目で覚えられるのに、人間のほうが名前を覚えにくい作品なので、所属ごとの相関図を用意した。
人気の理由にも答えておくと、ダンダダンが刺さった理由は、笑いと感動の落差を「動き」の作画だけで押し切ったことにある。宇宙人と幽霊と下ネタを同じ画面に放り込んでおきながら、第7話では怨霊の過去で正面から泣かせにくる。その振れ幅を、静止画では伝わらないサイエンスSARUの作画が一本の線につないでいる。全12話が流れた2024年秋、Netflixの週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で2位まで上がったのも、この作りが言葉の壁を越えたからだ。
「萎えるぜ」——この一言が、頭から離れない。
宇宙人、幽霊、ターボババア、そして金玉。本来なら破綻しかねない要素の洪水を、サイエンスSARUの狂気じみた作画力が一本の軸として貫く。『ダンダダン』は、アニメーション本来の「動き」の魅力を思い出させてくれる、稀有な作品だ。鬼滅の刃を筆頭に、精細なタッチの額縁に入れられるような美しいカットが全盛の今、このアニメは真逆のアプローチで勝負する。静止画では伝わらない、動いてこそ輝く映像体験がここにある。
🎬 予告編
📌 この作品を3行で
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- 宇宙人×幽霊×ラブコメのカオスバトル
- サイエンスSARUの「動き」が炸裂
- 第7話の感動は反則級
作品情報
- 作品名:ダンダダン 第1期(DAN DA DAN Season 1)
- 放送年:2024年
- 話数:全12話
- 制作:サイエンスSARU
- 監督:山代風我
- 原作:龍幸伸(ジャンプ+連載)
- 音楽:牛尾憲輔

📖 オカルト×青春が暴走するあらすじ
霊媒師の家系に生まれた女子高生・綾瀬桃(モモ)と、同級生でオカルトマニアの高倉健(オカルン)。「幽霊なんていない」「宇宙人こそが真実だ」と言い合う二人は、互いを納得させるため、モモはUFOスポットの病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットのトンネルへと向かう。
だが、そこで待ち受けていたのは本物の宇宙人と、本物の幽霊だった。オカルンはターボババアに呪われ、モモは宇宙人に追われる。二人は協力して怪異と戦うことになるが、オカルンは呪いの代償として大切な「ゴールデンボール」を失ってしまう。金玉を取り戻す旅——そんな馬鹿馬鹿しい目的を軸に、壮絶なバトルと、不器用な恋愛が交錯していく。
👥 ダンダダン 第1期の登場人物と相関図
第1期は、幽霊を信じるモモと宇宙人を信じるオカルンの言い合いから始まり、そこへ宇宙人と妖怪が次々に割り込んでくる。敵も味方も見た目が強烈なわりに名前が覚えにくいので、第1期(全12話)で出会う主な12人と、それぞれの所属を1枚にまとめた。誰がどうなるかという結末や、第2期で明かされることは載せていない。

読み方は、真ん中の2人から始めると迷わない。霊媒師の家系のモモとオカルトマニアのオカルンは、相手が信じないものを確かめに別々のスポットへ出かけ、モモはセルポ星人にさらわれ、オカルンはターボババアに呪われる。上の段から伸びる赤い点線が、この宇宙人と妖怪から2人へ向かう線だ。左の綾瀬家にいるのはモモの祖母の星子で、霊媒師として2人に特訓を課し、助言を与える。
下の段は、話が進むにつれて増えていく顔ぶれだ。同じ高校のアイラは“あるもの”を拾ったことで能力に目覚め、超能力を使うモモを悪魔だと思い込む。そのアイラの前に現れるのが、赤いワンピースの妖怪アクロバティックさらさらだ。終盤には、モモの幼なじみで初恋の相手でもあるジジが、引っ越し先の怪異を相談しに星子を訪ねてくる。オカルンの前に現れる人体模型の太郎と、太郎が想いを寄せる花も、第1期で出会う顔ぶれに入る。
| 所属 | 名前 | どんな人 | 声優 |
|---|---|---|---|
| 宇宙人 | セルポ星人 | クローンで数を増やす、雄だけの宇宙人。失った生殖機能を取り戻そうと、人間の女性を狙う | 中井和哉 |
| 宇宙人 | フラットウッズモンスター | 力士のような見た目で、ひし形の大きなエラを持つ宇宙人。すばやい動きから四股やツッパリを繰り出す | 大友龍三郎 |
| 宇宙人 | ドーバーデーモン | 通称シャコ星人。語尾に「でいス」を付けて話す。シャコのような強烈なパンチと、つぶらな瞳が特徴 | 関 智一 |
| 妖怪 | ターボババア | 全国で暴れ回っていた神出鬼没の近代妖怪。心霊スポットのトンネルで、オカルンに呪いをかける | 田中真弓 |
| 妖怪 | アクロバティックさらさら | 赤いワンピースとさらさらの長い髪が目印の妖怪。アクロバティックな動きで、アイラの前に現れる | 井上喜久子 |
| 綾瀬家(モモの家) | 星子 | モモの祖母。霊媒師「ドドリア三太」として活動し、家に結界を張れるほどの実力者。モモたちに助言を与える | 水樹奈々 |
| 主人公 | モモ(綾瀬桃) | 霊媒師の家系に生まれた女子高生。幽霊は信じるが宇宙人は信じない。セルポ星人にさらわれ、眠っていた超能力に目覚める | 若山詩音 |
| 主人公 | オカルン(高倉健) | オカルトマニアの男子高生。宇宙人は信じるが幽霊は信じない。ターボババアに呪われ、追いかけっこをするはめになる | 花江夏樹 |
| モモの幼なじみ | ジジ(円城寺仁) | モモの幼なじみで初恋の相手。背の高いイケメンだが言動はチャラい。引っ越し先で起きる怪異に悩み、星子を頼ってくる | 石川界人 |
| 動く人体模型 | 花 | 年代の古い女型の人体模型。役目を終え、廃棄処分されていた。太郎が想いを寄せる相手 | 平野 文 |
| 動く人体模型 | 太郎 | モモとオカルンが通う高校の化学科室にあった男型の人体模型。“あるもの”の力の影響で動き出す | 杉田智和 |
| モモたちと同じ高校 | アイラ(白鳥愛羅) | 校内で人気の美少女。“あるもの”を拾ったことで能力が開花し、超能力を使うモモを悪魔だと思い込む | 佐倉綾音 |
🌏 なぜここまで人気が出たのか|答えは3つある
「面白かったから」では答えになっていない。面白い深夜アニメは毎クールあるのに、その中で本作だけが国内と海外を同時に取った。理由は3つに分けられる。
1つ目は、字幕を読まなくても届くこと。本作の見せ場は、止めた画の美しさではなく画が動いている最中にある。カットの割れる速度、体の伸び縮み、勢いの付け方。ここは翻訳を通さずに伝わるので、海外の視聴者と日本の視聴者が同じ瞬間に同じ声を上げる。放送期間中にNetflixの週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で2位まで上がったのは、この構造と無関係ではない。
2つ目は、素材が全部「聞いたことのあるもの」だということ。ターボババア、アクロバティックさらさら、宇宙人。作中の怪異はどれも日本の都市伝説や怪談から来ていて、初見でも説明抜きで飲み込める。オープニングに仕込まれた円谷プロ作品へのオマージュや、劇中に紛れ込む特撮の音まで含めて、日本のサブカル遺産を並べ直した見本市になっている。新しい世界観を一から覚える負担がないぶん、視聴者は第1話から乗れる。
3つ目は、毎週語る材料が出ること。下ネタで笑わせた翌週に第7話で泣かせ、その次にはまた叫び合っている。振れ幅が大きいので、「今週は何が来たか」を誰かに話したくなる。原作が『少年ジャンプ+』でスマホから読める作品で、累計発行部数1200万部を超えた(2025年10月時点)のも、アニメで拾われた人がその日のうちに続きへ手を伸ばせる形になっていたからだ。3つとも、作品の出来というより届き方の設計にあたる。ダンダダンは、その設計まで噛み合った数少ない例だと思う。
✨ カオスなのに成立している、この作品の魅力
ここがすごい!
- サイエンスSARUの狂気じみた作画力
- 日本の都市伝説・特撮文化へのリスペクト
- 第7話の「神回」——涙腺崩壊の優しい世界
サイエンスSARUの狂気じみた作画力
鬼滅の刃、呪術廻戦、推しの子——近年のヒット作は、一枚絵として成立する美麗なカットを武器にしてきた。ダンダダンはその真逆を行く。静止画では伝わらない、「動き」そのものが魅力なのだ。
特に第7話のアクロバティックさらさら戦は圧巻。カット割りと動きの緩急が異常なテンションで畳みかけ、「編集の切れ味が凄まじい」と評される。湯浅政明が築いたサイエンスSARUのDNAが、若き監督・山代風我によって継承され、さらに進化している。音、圧、匂いまで感じる迫力——それがこのアニメの真骨頂だ。
日本の都市伝説・特撮文化へのリスペクト
ターボババア、アクロバティックさらさら、セルポ星人——作中に登場する怪異たちは、日本の都市伝説や怪談をベースにしている。「昔の定番の怪談を、あえてこういうキャラクターにしてくる」という選択が、オカルトファンの心を掴む。
そしてオープニング映像。円谷プロ『ウルトラマン』『ウルトラQ』へのオマージュが全開で、モモちゃんのイヤリングをウルトラマンの眼に見立てる演出には鳥肌が立つ。劇中BGMには『怪奇大作戦』第25話『京都買います』の音楽が流れる場面もあり、特撮世代は思わずニヤリとするだろう。日本のサブカル遺産を攪拌し、新しい形で提示する——それがダンダダンの文化的価値だ。
第7話の「神回」——涙腺崩壊の優しい世界
下ネタとカオスの嵐の中、第7話は突然、視聴者の横っ面を叩いてくる。アクロバティックさらさら——その怨霊の過去が明かされ、彼女が「優しい世界」へと還っていく瞬間、ボロボロと涙が溢れる。
「妖怪の過去が激重」という評価は正しい。だが、その重さを真正面から描き切り、感動に昇華させる演出力がある。無心で笑って見ていたら、急に心を抉られる——そのギャップこそ、この作品の真の魅力なのだ。ぶっ飛んだ設定と感動的なストーリーの共存。それはずるい、と言いたくなる。
🎭 印象的なシーン
「萎えるぜ」
オカルンの口癖であり、高倉健リスペクトの象徴。絶体絶命の状況で、照れ隠しのように吐かれるこの一言が、オタク少年の不器用な強がりを体現する。視聴後、あなたも必ず使いたくなる。

そして、モモとオカルンの「名前呼び」の瞬間。「高倉」「綾瀬」から「オカルン」「モモ」へ——たったそれだけのことが、この二人にとっては宇宙人より幽霊より大事件なのだ。恋愛が疎すぎて距離感がわからない二人の不器用さに、視聴者は悶絶する。
💭 視聴後の感情
「観れた途端にロス。ロスがひどい」——これが多くの視聴者の本音だろう。何にドキドキしていいかわからないレベルで、情報の塊が次から次に訪れる。そして全12話、一切手加減なしで最初から最後まで突っ走った末に、「ここで終わるんかーい!」という悲鳴を上げることになる。
今すぐ続きが見たい方はU-NEXTで第2期も配信中(31日間無料)。
こんな方におすすめ!
- ウルトラマン・特撮世代で、オマージュにニヤリとしたい人
- 鬼滅の刃・呪術廻戦の次を探している人
- 下ネタOKでカオスな作品を全力で楽しめる人
📱 60秒のショート動画でも、この作品の見どころを話している。
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😅 ここが惜しい…
ストーリー全体の深みには欠ける
ここが残念…
- 1話毎の魅力はあるが、地続きの深みが薄い
- ハイテンションの連続で疲れる瞬間がある
- 第2期への引きがあまりに唐突
サクサク進むことが魅力ではある。だが、ストーリー全体を俯瞰したとき、深みはあまり感じられない。1話毎のインパクトは確かにある。ターボババア戦、アクロバティックさらさら戦、セルポ星人との対峙——どれも単体では面白い。しかし、それらが地続きに積み上がっていく感覚は薄いのだ。
また、基本がハイテンション設計なので、「ギャーギャー叫び合うのに疲れる」という声もある。静かに観たい人には向かない。そして何より、第12話の終わり方。温泉地でジジの家に向かう途中、最悪の状況で幕切れ——「ここで終わるんかーい!」という悲鳴が全国で響いた。原作販促にしても、もう少し区切りの良い場所があっただろう。
こんな方には向かないかも…
- 下ネタが苦手な人(「ゴールデンボール」連呼あり)
- 静かに観たい人(ハイテンションが基本設計)
- 重厚なストーリーを求める人
サウンドトラック購入先
- Spotify:配信あり
- Apple Music:配信あり
🎬 『ダンダダン 第1期』が好きなら絶対見るべき3選
サイバーパンク エッジランナーズ
TRIGGER制作、Netflix配信。ダンダダンと同じく「動き」に全振りしたアニメーションであり、破滅的な展開と狂気じみた作画が共通する。サイバーパンクの世界観で繰り広げられる青春と暴力——ダンダダンのカオスが気に入ったなら、これも必ずハマる。
MIND GAME マインド・ゲーム
湯浅政明の劇場デビュー作にして、サイエンスSARUの源流。「動き」の魅力、カオスな展開、人生賛歌——ダンダダンに流れるDNAの原点がここにある。アニメーションとは何かを問い直す、狂気と感動の103分。
ピンポン THE ANIMATION
湯浅政明監督によるTVアニメの傑作。卓球という題材を通じて、青春とバトルの融合を描く。独特のタッチで動くキャラクター、心を抉るドラマ——ダンダダンの「動き」と「感動」の両立に惹かれたなら、この作品は避けて通れない。
📺 ダンダダン 第1期はどこで見れる?配信状況
視聴はこちらから
- U-NEXT (31日間無料体験):見放題
- dアニメストア (初回31日間無料):見放題
- DMM TV:見放題
- Amazon Prime Video (30日間無料体験):見放題
- Netflix:見放題
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👉 各サービスの詳細な違いはVOD比較7社徹底解説を参照。
📚 原作情報
アニメ第1期は原作1巻〜4巻相当をカバー。龍幸伸による原作漫画は『少年ジャンプ+』で連載中、既刊24巻(2026年6月4日発売の第24巻が最新。25巻は9月4日発売予定)。アニメではテンポ優先でカットされた細かいギャグやキャラクターの心理描写が、原作には詰まっている。「ここで終わるんかーい!」と叫んだ人は、5巻から続きをどうぞ。
📝 まとめ
『ダンダダン』は、アニメーション本来の「動き」の魅力を思い出させてくれる作品だ。精細なタッチの美麗カットが全盛の今、あえて「動いてこそ輝く映像」で勝負する。湯浅政明が築いたサイエンスSARUのDNAは、確かにここに息づいている。
ストーリー全体の深みには欠けるし、終わり方は唐突すぎる。だが、1話毎のインパクト、第7話の感動、モモとオカルンの不器用な恋愛——それだけで、観る価値は十分にある。ターボババアに円谷オマージュ、そしてCreepy Nutsの『オトノケ』。日本のサブカル遺産を攪拌し、新しい形で提示するこのアニメは、「鬼滅の次」を探している人にこそ観てほしい。萎えるぜ、と言いながら、きっとあなたも沼に落ちる。
⭐ 作品の特徴
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 映像・作画 | ★★★★★ |
| ストーリー | ★★★☆☆ |
| キャラクター | ★★★★☆ |
| 音楽 | ★★★★★ |
| テンポ | ★★★★☆ |
うさぎ亭的おすすめ度
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆
8.2 / 10
動きの魅力が爆発する、カオスと感動のハイブリッド
