DMM TV dアニメストア Hulu Netflix U-NEXT アニメ

『DEATH NOTE』は名作か?L編の面白さとニア編の失速を解説

※本ページはプロモーションが含まれています

「僕が…私が…正義だ!」

名前を書かれた人間は死ぬ。そのノートを手にした天才高校生・夜神月が、犯罪者を裁き「新世界の神」になろうとする物語。2006年に放送された『DEATH NOTE』は、少年ジャンプ史上最も異質な主人公を生み出し、全世界で社会現象を巻き起こした。月と名探偵Lの頭脳戦は、アニメ史に残る知的バトルの金字塔だ。だが、この作品には明確な欠点もある。L編の圧倒的な面白さと、後半の失速。本記事では、『DEATH NOTE』の魅力と惜しい点を正直にレビューする。

🎬 予告編

📌 この作品を3行で

この作品を3行で

  • 名前を書くと人が死ぬノートを巡る頭脳戦
  • 天才vs天才、月とLの心理バトルが最高峰
  • 正義を掲げた男の転落を描くダークサスペンス

作品情報

  • 作品名:DEATH NOTE(デスノート)
  • 放送年:2006年〜2007年
  • 話数:全37話
  • 原作:大場つぐみ(原作)、小畑健(作画)
  • 監督:荒木哲郎
  • 制作:マッドハウス
  • 主要キャスト:宮野真守(夜神月)、山口勝平(L)、平野綾(弥海砂)、中村獅童(リューク)

📖 天才が堕ちていく物語のあらすじ

天才的な頭脳を持ちながら、日常に退屈していた高校生・夜神月(やがみ・らいと)。ある日、校庭に落ちていた黒いノートを拾う。表紙には「DEATH NOTE」の文字。そこに書かれたルールは、「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」。半信半疑で犯罪者の名前を書いた月は、その効果を確信する。

月は犯罪者を次々と裁き、「キラ」と呼ばれる存在となる。彼の目的は、犯罪のない「新世界」を創り、その神になること。だが、世界的な名探偵「L」がキラの正体を暴くべく動き出す。天才vs天才の頭脳戦が幕を開けた。

✨ 『DEATH NOTE』の魅力

ここがすごい!

  • 視聴者の予測を常に裏切る頭脳戦の連続
  • 荒木哲郎監督による荘厳で美しい演出
  • 第1話と最終話で別人のように変わる月の「変貌の記録」

「予想の斜め上」を行く頭脳戦

『DEATH NOTE』の最大の魅力は、視聴者の予測を常に裏切り続ける知的バトルにある。「これをやったらこう思うだろう。だが、あえて…」という月とLの応酬は、観ていて脳が痺れるような快感がある。

特にL編(第1話〜第25話)の緊張感は凄まじい。月がノートを使って犯罪者を殺す方法、Lがそれを推理で追い詰めていく過程。「え、そこまでやるの?」という驚きが、毎話のように訪れる。ポテチの袋の中に小型テレビを仕込んで監視をかいくぐるシーンなど、発想の飛躍と緻密さが両立している。

荒木哲郎監督の「厳かで美しい」演出

後に『進撃の巨人』を手がける荒木哲郎監督の演出が光る。特に終盤の重要なエピソードでは、まるでキリスト教絵画のような荘厳さが画面を支配する。神になろうとした男の破滅を、宗教的な静謐さで描き出す手腕は見事だ。

一方で、シリアスな頭脳戦の中に「ポテチをやたらカッコよく食べる」といった迫真すぎて笑える演出も挟み込まれる。この緊張と緩和の絶妙なバランスが、37話を飽きさせない秘訣だ。

第1話と最終話の月を見比べる「変貌の記録」

第1話の月は、純粋な正義感を持った優等生だった。退屈な日常に倦んでいたとはいえ、目は澄んでいた。だが最終話の月は、悪魔のような顔をしている。

この作品は、一人の天才が「絶対的正義」という幻想に取り憑かれ、いつしか手段と目的が入れ替わり、歪んだ思想のもとで大量殺人者になっていく過程を克明に描く。少年ジャンプ史上、最も異質な主人公の転落劇。それが『DEATH NOTE』だ。

🎭 印象的なシーン

「僕が…私が…正義だ!」

追い詰められた月が叫ぶこの瞬間。「新世界の神」という理想が、ただの自己正当化でしかなかったことが露呈する。崩壊の始まりを告げる、背筋が凍るシーンだ。

また、雨の中で月とLが対峙するシーンも印象深い。互いに正体を知りながら、一度も真実を口にできなかった二人。「唯一無二の存在」でありながら敵だったという切なさが胸に迫る。

そして、Lの最期。詳細は伏せるが、この作品の転換点となる衝撃的な瞬間だ。観た者の心に深く刻まれる。

💭 視聴後の感情

観終わった後、不思議な虚脱感に襲われる。「もし自分がノートを拾ったら、どうしただろうか」という禁断の問いが頭を離れない。多くの視聴者が月に感情移入し、そんな自分に気づいて愕然とする。それがこの作品の恐ろしさであり、魅力でもある。

20年経った今でも、「デスノート大好き」「ライトならなれると思っていた」という声が後を絶たない。あったかもしれない感情を昇華させる作品。それが『DEATH NOTE』だ。

今すぐ観たい方はU-NEXTで全話見放題(31日間無料)

こんな方におすすめ!

  • 心理サスペンス・頭脳戦が好きな人
  • 「もし自分がノートを拾ったら?」という禁断の問いに惹かれる人
  • ダークヒーローの転落劇に惹かれる人

😅 ここが惜しい…

L死後のトーンダウン

ここが残念…

  • ニア・メロ編は緊張感が低下し、間延びする展開も
  • 「正義とは何か」への踏み込みが浅い
  • 終盤の駆け引きが複雑すぎて冗長に感じる人も

正直に言おう。L編(第1話〜第25話)と、その後のニア・メロ編では、面白さに明確な差がある。Lとの緊張感に比べ、後継者たちとの戦いはやや盛り上がりに欠ける。ニアとメロのキャラクターも、Lとの差別化が不十分だ。

また、「計画」と言うには穴が多い戦略、納得感のない展開も散見される。L編の緻密さを知っているだけに、後半の粗さが目立ってしまうのは否めない。

「正義とは何か」への踏み込みの浅さ

「殺したい人をピンポイントで殺せるノート」という設定は、極めて興味深い思考実験の土台になりうる。「犯罪者を殺すのがダメなら、死刑制度は?」「人が人を裁くとは?」といったテーマに踏み込めるポテンシャルがあった。

だが、この作品は結局「勝った方が正義」という着地をする。月が作り上げた世界がどう変わったのか、その功罪の掘り下げも浅い。せっかくの面白い世界観が、少年漫画の域で止まってしまった印象がある。

キャラクターの成長がない

月は最初から最後まで「自分が正義」と信じ続け、Lも最初から最後まで「キラは悪」と信じ続ける。互いの価値観がぶつかり、変化していく描写がほとんどない。これは頭脳戦としては成立しているが、人間ドラマとしては物足りない。

複雑な駆け引きの連続も、人によっては「ダルい」と感じるだろう。「これをやったらこう思う、だが、あえて…」の応酬が、冗長に映る瞬間がある。

こんな方には向かないかも…

  • キャラクターの成長や変化を重視する人
  • 社会派テーマの深い掘り下げを期待する人
  • 複雑な駆け引きより、テンポの良い展開を好む人

サウンドトラック購入先

🎬 『DEATH NOTE』が好きなら絶対見るべき3選

MONSTER

浦沢直樹原作の心理サスペンス。命を救った少年が「怪物」へと成長し、医師がその正体を追う。「悪とは何か」を問い続ける知的な追跡劇は、『DEATH NOTE』が好きなら必見。全74話の大作だが、一度観始めたら止まらない。

『MONSTER』のレビュー記事を読む

ジョーカー(2019)

善良な男が社会に追い詰められ、「悪」に堕ちていく。月とは逆方向からの「ダークヒーロー誕生譚」。ホアキン・フェニックスの怪演は、宮野真守の月に匹敵する狂気を放つ。アカデミー賞主演男優賞受賞作。

『ジョーカー』のレビュー記事を読む

ブレイキング・バッド

余命宣告を受けた化学教師が、家族のために麻薬製造に手を染める。そして「麻薬王ハイゼンベルグ」へと変貌していく。善良な男が「悪の帝王」へ堕ちていく過程は、月の変貌と最も重なるダークヒーロー物の金字塔。海外ドラマ最高傑作との呼び声も高い。Huluで全話視聴可能。

📺 『DEATH NOTE』はどこで見れる?配信状況

📊 配信サービス比較

サービス配信状況無料体験月額料金
U-NEXT見放題31日間2,189円
DMM TV見放題14日間550円
dアニメストア見放題31日間550円
Netflix見放題なし790円〜
Hulu見放題なし1,026円

👉 各サービスの詳細な違いはVOD比較7社徹底解説を参照。

📝 まとめ

『DEATH NOTE』は、少年ジャンプ史上最も異質な主人公の転落劇を描いた怪作だ。月vsLの頭脳戦は、アニメ史に残る知的バトルの金字塔。荒木哲郎監督の荘厳な演出と、宮野真守の憑依的な演技が、この作品を唯一無二のものにしている。

一方で、L死後の失速、正義論への踏み込みの浅さ、キャラクターの成長のなさは否めない。傑作と欠点が同居する、極めて評価の難しい作品だ。だが、「もし自分がノートを拾ったら」という禁断の問いかけは、20年経った今も色褪せない。観る者の心に、静かに爪痕を残す。

⭐ 作品の特徴

項目評価
ストーリー(L編)★★★★★
ストーリー(ニア・メロ編)★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
演出・映像★★★★★
音楽★★★★☆
テーマの深さ★★★☆☆

うさぎ亭的おすすめ度

⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆

6.5 / 10

L編は文句なしの傑作。だが後半の失速とテーマの浅さが惜しい。

-DMM TV, dアニメストア, Hulu, Netflix, U-NEXT, アニメ