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『ハイスコアガール』感想|ゲーセンが舞台の最高の青春ラブコメ

※本ページはプロモーションが含まれています

「馬鹿らしいけど真剣だった」──あの頃、ゲーセンに通い詰めた人間なら、この一言で全てが伝わるはずだ。

『ハイスコアガール』は、90年代の格ゲーブームをど真ん中で浴びた世代に向けた、最高の青春讃歌である。ストⅡ、KOF、バーチャファイター……当時の空気感がそのままアニメに封じ込められている。ゲームを通じた努力と熱量、そして不器用な恋愛。ある意味、ゲーマーにとっての「理想の青春」がここにある。

🎬 予告編

📌 この作品を3行で

この作品を3行で

  • 90年代格ゲーブームを完全再現した青春ラブコメ
  • ゲームで「会話」する不器用な恋愛模様
  • ゲーセンに通った全ての人への郷愁の贈り物

作品情報

  • 作品名:ハイスコアガール(第1期)
  • 放送年:2018年
  • 原作:押切蓮介(ビッグガンガンコミックスSUPER)
  • 制作:J.C.STAFF
  • 話数:全15話(ROUND 1〜15)
  • ジャンル:青春、ラブコメ、ゲーム

📖 ゲーセンから始まる90年代青春ラブコメのあらすじ

1991年、格闘ゲームブーム到来の時代。勉強もスポーツもダメ、ゲームだけが取り柄の小学生・矢口春雄(ハルオ)は、行きつけのゲーセンで同級生のお嬢様・大野晶と出会う。無口で何を考えているか分からない彼女だが、その腕前は春雄を完膚なきまでに叩きのめすほどの実力者だった。

最初は「憎くてウザくて忌々しい」存在だった大野。だが、ゲームを通じて対戦を重ねるうちに、春雄は彼女の腕を認め、尊敬し、「初めて同志ができた」と胸を躍らせる。小学生から中学、高校へと時代が進む中、ゲーム業界の進化と共に、二人の関係も少しずつ変化していく。そこに現れるもう一人のヒロイン・日高小春。三角関係を軸に、不器用で一途なゲーマーたちの青春が幕を開ける。

✨ ゲーマー世代の心を撃ち抜くこの作品の魅力

ここがすごい!

  • 実際のゲーム映像・効果音で90年代を完全再現
  • 報われないヒロイン・日高小春の健気さに胸が痛む
  • OP/EDが90年代の空気感を完璧に演出
  • 転校前のスト2対決は手に汗握る名勝負

90年代ゲーム文化の完璧な再現

本作最大の魅力は、実際のゲーム映像と効果音をそのまま使用している点だ。「待ちガイル」「昇龍拳」といった格ゲー用語から、駄菓子屋の筐体、町のゲーセン、繁華街の大型店舗まで、当時の風景が完璧に再現されている。

ストⅡ、餓狼伝説、バーチャファイター、KOF、サムライスピリッツ……次々と登場する名作タイトルに、当時を知る人間は否応なく郷愁を掻き立てられる。「改めてゲーマーやってて良かったなあ」──多くの視聴者がそう感じたという声に、深く頷いてしまう。プレイステーションの起動音、ゲーセンの喧騒、100円玉を握りしめた緊張感。あの時代が、確かにここにある。

日高小春という報われないヒロイン

本作には大野晶というメインヒロインがいるが、筆者が推したいのは日高小春だ。春雄に惹かれ、ゲームを始め、必死に追いかける彼女の姿は健気そのもの。叶わないと分かっていても、「幸せになってほしい」と願わずにいられない。

何かに夢中になって打ち込んでいる人の姿に恋をする──その動機はあまりにも自然で、共感せずにはいられない。彼女の直球の告白シーンは、作中屈指の名場面として語り継がれている。応援はできなくても、共感はいっぱいした。そんな絶妙な立ち位置のキャラクターだ。

OP/EDが醸し出す90年代の空気感

音楽もまた、本作の魅力を語る上で欠かせない要素だ。OPを担当するsora tob sakanaの『New Stranger』は、「アニメ史に残る神曲」と評されるほどの完成度。疾走感のあるサウンドが、毎話のテンションを一気に引き上げてくれる。

そしてEDのやくしまるえつこ『放課後ディストラクション』。彼女の特徴的な声と甘い歌声が、作品の持つノスタルジーと甘酸っぱさを完璧に増幅させる。どちらの楽曲も90年代の空気感をまとっており、アニメソングとして最高の仕上がり。映像と合わせて毎話飛ばさずに観てしまう中毒性がある。

転校前のスト2対決──手に汗握る名勝負

小学生編のクライマックスとなる、大野転校前のストⅡ対決。これがめちゃくちゃ熱い。ゲームの勝敗が、そのまま二人の感情のぶつかり合いになっている。言葉ではなく、コントローラーを通じて気持ちを伝え合う──この独特の「会話」こそが、本作の真骨頂だ。

「この60分で作品が完結してても、大好きな作品としてあげていた」と語るファンがいるほど、小学生編(1〜3話)の完成度は高い。まずは3話まで観てほしい。そこで心を掴まれなければ、この作品は合わないかもしれない。逆に言えば、3話まで観れば、もう止まれなくなる。

🎭 印象的なシーン

「憎くてウザくて忌々しくて いけすかねぇ存在だった... でもなぜかゲーセンに入ると あいつの姿を探しちまう あいつの腕を認めざるを得なくて尊敬した... 心意気にホレボレした 初めて同志ができたと胸が躍った...」

空港での別れ。大野が春雄に抱きついた瞬間、彼女の号泣につられて涙が止まらなくなる。小学生編のラストにして、シリーズ全体を象徴する名シーンだ。

そして日高の告白。「直球告白に萌えすぎて自分の太ももを思いっきりたたいてしまった」というレビューがあるほど、その真っ直ぐさは胸に刺さる。報われないと分かっていても、伝えずにはいられない。その勇気に、心が震えた。

「この大きな流れを大野と見ていけたら どんなに楽しいかと本気で思ったんだよ」──上蘭高校入試の朝、春雄が語るこの言葉。ゲーム業界の進化を「一緒に見届けたい」という想いが、そのまま恋愛感情の告白になっている。この作品らしい、不器用で真っ直ぐな愛の形だ。

💭 視聴後の感情

90年代後半の格ゲーブームをモロに浴びた筆者にとって、本作は最高の青春映画だった。KOFやスト2など、当時の空気感がそのまま封じ込められている。ゲームを通じた努力や熱量、そして恋愛。ある意味、ゲーマーにとっての理想が詰め込まれている。

観終わった後、無性にゲーセンに行きたくなった。そして、あの頃一緒に対戦した仲間のことを思い出した。「あの頃のゲームは僕らの青春だった。馬鹿らしいけど真剣だった」──この言葉が、全てを物語っている。

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こんな方におすすめ!

  • 90年代にゲーセンに通っていた人
  • 「何かに夢中になる人」に惹かれる人
  • 不器用な恋愛ものが好きな人

😅 ここが惜しい…

世代やゲーム経験がないととっつきにくい

ここが残念…

  • 90年代のゲームに思い入れがないと入りにくい
  • 独特の絵柄に抵抗を感じる人もいる

正直に言えば、本作は「刺さる人には刺さる」タイプの作品だ。90年代の格ゲーに思い入れがない人、ゲーセンに通った経験がない人にとっては、作品の魅力の半分は伝わらないかもしれない。若い世代に刺さるかどうかは未知数だ。

また、押切蓮介の原作絵を活かしたCGアニメの作画は、好みが分かれるところ。独特のキャラデザに最初は抵抗を感じる人もいるだろう。ただ、3話まで観れば慣れる──というか、愛おしくなってくる。まずは60分だけ、試してみてほしい。

こんな方には向かないかも…

  • 90年代のゲーム文化に興味がない人
  • CGアニメ特有の作画が苦手な人
  • テンポの速いラブコメを求めている人

サウンドトラック

🎬 『ハイスコアガール』が好きなら絶対見るべき3選

ピンポン THE ANIMATION

「何かに夢中になる人間」を描かせたら右に出る者がいない、松本大洋原作×湯浅政明監督の傑作。卓球という「マイナー」な題材に青春の全てを賭けた少年たちの物語。ハイスコアガールが刺さった人なら、間違いなくハマる。「ヒーロー見参」の熱量は、格ゲーで燃えた心を再び揺さぶってくれる。

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ぼっち・ざ・ろっく!

コミュ障の女子高生がバンドを通じて成長していく物語。「好きなことに全力で打ち込む」という点で、ハイスコアガールと通じるものがある。ゲームがギターに変わっただけで、描かれているのは同じ「何かに夢中になる青春」だ。ライブシーンの作画は圧巻。

電車男

2005年公開、山田孝之×中谷美紀主演の実写映画。オタク青年と美女の恋愛を描いた、2000年代のオタク文化を象徴する一作。ハイスコアガールが「90年代ゲーセン」なら、こちらは「00年代秋葉原」。時代は違えど、不器用な恋愛の空気感は共通している。

📺 『ハイスコアガール』はどこで見れる?配信状況

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📊 配信サービス比較

サービス配信状況無料体験月額料金
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📝 まとめ

『ハイスコアガール』は、90年代の格ゲーブームに青春を捧げた全ての人への、郷愁の贈り物だ。ゲームを通じて育まれる友情と恋愛、そして「好きなものに夢中になる」ことの尊さ。馬鹿らしいと言われても、真剣だったあの頃が、確かにここにある。

万人向けとは言えないかもしれない。しかし、刺さる人には一生忘れられない作品になる。ゲーセンに通った経験がある人、何かに夢中になったことがある人、不器用な恋愛に胸を焦がしたことがある人──そんな「あの頃」を持つ全ての人に、本作を届けたい。

⭐ 作品の特徴

項目評価
ストーリー★★★★☆
キャラクター★★★★★
映像・演出★★★★☆
音楽★★★★★
没入感★★★★☆(世代による)

うさぎ亭的おすすめ度

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆

7.9 / 10

ゲーセンに通った「あの頃」を持つ人への、最高の青春讃歌。

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