※本ページはプロモーションが含まれています 「君は狼ではない。ここは狼たちの棲む地だ」 この作品を観たのは、確か真冬の深夜だった。暖房の効いた部屋で毛布にくるまりながら再生ボタンを押したのだが、開始5分で背筋が凍った。冒頭の突入シーンで壁の中から現れるもの。あれを見た瞬間、自分がいかに「安全な場所」にいるかを思い知らされる。メキシコ麻薬戦争の闇を、ドゥニ・ヴィルヌーヴが容赦なく叩きつけてくる121分。社会派サスペンスの傑作であると同時に、観る者の倫理観を根底から揺さぶる問題作でもある。 映画ファン、とりわ ...